エアギター日本選手権最終予選in湯之元 終了!14日は決勝大会へ!

 

エアギター日本選手権2019の最終予選が13日、鹿児島県日置市の盈泉寺(えいせんじ)で開催された。

この日のために、はるばる大阪や浜松からエアギターを担いで駆けつけた8人の個性あふれる演技と、5人の審査員の愛と毒あふれるコメントに、観客60人からは笑いが絶えなかった。

 

14日は、鹿児島随一の繁華街、天文館のど真ん中で、日本一を決める決勝戦がある。

昨年世界チャンピオンの名倉七海さん、ドイツチャンピオンのパトリックさんもプレーする予定!

 

見えないギターを弾くことが基本の競技だが、最終予選では、ギターではない“いろいろ”が飛び出し、まるで大道芸大会のよう(決勝出場を懸けた最後のチャンスでヤケクソ?!)。

 

背流し妖怪ユノモトサンスケ(湯之元のご当地キャラ)、大阪のおばちゃん、ボクサー、一発ギャクを3連発するサッカー選手、サラリーマン、けん玉芸人…。その様子を一言で表したのはドイツ人エアギタリスト、パトリックさんの「Your are all crazy family!!」(君たちみんないかれてるね!)。これに尽きる。

 

優勝は地元の「エアギタリーマンしんごろう」。スーツにネクタイのサラリーマン姿で、飾りすぎない演技は、見る人を自然と夢中にし、「会社にこんな上司がいたら楽しいだろうなあ」と思わせた。「一音一音を聞かせるエアギターの原点に戻り、楽しくプレイできた」と朗らかにコメントした。

 

エアギターの楽しさは、目に見えないものを、見えないからこそ想像して、妄想して、見出そうとする前向きな空気―と奄美大会の記事に書いたが、今回も然り。

「情熱を感じた」「華のないおっさんがエアギターを持つとパッと映える」「1分だけど、それ以上に長く濃いドラマを観たみたい」など観客はそれぞれ何かを「見た」ようだ。

 

初めてエアギターを観た長島町の小6女子は、「それぞれが特技を取り入れていたのが面白かった。自分はダンスを生かせると思うのでエアギターやってみたくなった!」。鹿屋市から視察に来たまちおこしグループ「串良がんばる会」のみなさんは「自分たちも、外からたくさんの人に来てもらえるような、地域と一体となったイベントをしたい!」とわくわくした様子だった。

 

 あなたはエアギターに何を見る?本日15時、日本選手権決勝in山形屋ベルク広場でお会いしましょう!東京や北海道予選を勝ち抜いたエアギタリストたち(…その素顔は自動車の整備士だったりユーチューバーだったり商店のおっちゃんだったりする…)が世界大会(8月23日、フィンランドのオウル市)への切符をかけて熱い闘いを繰り広げる!!

 

最終予選:1位通過 エアギタリーマンしんごろう

最終予選:2位通過 砲夢乱 一狼